『忙しい』という言葉は使わない
何かにつけ、『忙しい』という言葉を言われる方がいらっしゃるようです。私の周りでは、実際的に超忙しくても、『忙しい』を理由にして、物事を先延ばしする方は少ないです。
私もスケジュール帳を見ると、毎日朝から晩までアポイントでビッチリ。人と打ち合わせする以外に、企画書を書いたり、顧問先の戦略プランを描いたり、自社の計画を考えたりと様々なタスクを抱えています。
しかし、『忙しいから、、、』を理由に、相手との関係や連携を止めることを控えるようにしています。
自分に日々『忙しい』と投げかけると、そこで思考停止に陥るからです。
時間をより無駄なく使えるマネジメントで、『忙しなくなる気持ち』をコントロールできます。実際に、時間的な過密状況はあるでしょう。しかし、『気持ちを忙しくさせている』のでは、いい仕事はできません。
冷静な判断、状況把握、インスピレーション、的確な意見は、『心が整っているとき』こそ、いいパフォーマンスが発揮されます。
たとえら相手と短い時間でさえも、忙しく見せない努力、プロフェッショナルとしてこれが肝心だと日々自分に言い聞かせているのです。
定点観測地点の効用
東京南青山にある某美術館にある仏像。
彫刻表面の滑らかな質感と、スラリとしたお姿が心の軸をピンと真っ直ぐに立ててくれるような気持ちになります。
時折、この場所を訪れますが海外からのゲストが多い。日本庭園もあり、ちょっとした散策には最適です。
仏像でも、人物でもそうですが、『在りたい姿』をイメージできるようなモノや場や人に出会うと、心の安息地のように定期的に戻ることで、『生き方や在り方の原点』に立ち戻ることができます。
このような定点観測地点があると、自分の成長にも気づきやすくなることもあるでしょう。
何かをやり遂げるには、何度も同じやり方に固執せず、少しずつ効率的に合理的にやり方を工夫できるのは、『少し前の自分とどう変わったのか』を確認できる時間を持つことが肝心です。
そういう定点を持つことで、今でにないアイデアや行動ができるようになることになるでしょう。
私も、そんな定点を幾つか持つことで『自分の役目』を確認しながら前に進めていくのです。